JRAI案内

理事長挨拶

2019年2月
一般社団法人 日本免疫治療学会
理事長 中面 哲也
(国立がん研究センター 分野長)

一般社団法人日本免疫治療学会の新理事長に就任するにあたって

一般社団法人 日本免疫治療学会 理事長 中面哲也 2003年に故江川滉二東京大学名誉教授により設立された日本免疫治療学研究会は、2009年に江川先生が急逝され、2011年に一般社団法人として認可されたのち、安元公正理事長(産業医科大学名誉教授)が舵取りをしてこられました。日本学術会議により学術会議協力学術研究団体に指定されましたのを機会に、2018年4月1日に、日本免疫治療学研究会は日本免疫治療学会へと移行しました。英文表記は一貫して、Non-profit Coporation, Japan Research Association for Immunotherapeutics (JRAI) であります。

 本会は毎年2月の土曜日に学術集会を開催してまいりました。毎回プログラムが秀逸で、朝から夕方まで飽きの来ないとても充実した内容になっています。私自身も2006年に初めて参加してから毎回かかさず参加して勉強させて頂いております。参加者数も年々増加し、これまでの会場では手狭になり、現在は、東京大学伊藤国際学術研究センターで約300人が参加しています。私自身、昨年2月に研究会としては最後の第15回学術集会を担当させて頂きました。研究会の間は、癌の免疫細胞治療に重点を置いてきましたが、学会になるにあたって、抗体療法等も免疫治療の一環として取り扱い、対象疾患もリュウマチ、膠原病、喘息、臓器移植などに広げていく方針となり、学会としての最初の第16回学術集会が、この2月23日、慶應大学の副島研造教授を会長として開催され、盛況裡に終りました。安元公正理事長の寄付金で昨年から始まった「江川賞」と名付けられた一般演題の若手優秀者の表彰も恒例となり、昨年の3名に続き、今年も甲乙付けがたく、3演題が選ばれ、我喜屋良行先生:大阪大学、籠谷勇紀先生:東京大学、黒瀬浩史先生:川崎医科大学の3名が受賞しました。

 今回、2月22日に開催されました通常理事会におきまして、理事・監事に70歳定年制を導入することが決議され、安元公正理事長の退任、名誉理事長への就任に伴いまして、私が新理事長に任命されました。安元公正理事長の強いリーダーシップで学会に昇格したばかり、と同時に私も副理事長に任命されたばかりで、まだまだ安元公正理事長にがんばっていただけるものと甘えていた中での理事長就任となりました。緒先輩方を差し置いての大役に身が引き締まる思いでございますが、先輩方が築いてこられたここまでの道のりを汚すことなくさらに大きく発展させることができるよう、精進してまいる所存です。幸い、慶應大学の副島研造教授と山口大学の玉田耕治教授に副理事長になっていただき、この新体制で運営にあたることになりました。まずは、これまでどおり、毎年2月に開催される学術集会を工夫し充実させることで、その会のおもしろさに魅了され毎年参加してくださる会員を増やすことを目標に掲げたいと思います。もう一つの目標は、我々の世代に続く若手の育成です。今回、学会になり、理事の下に、各種委員会の委員として活躍していただくべく、運営委員を設けました。すでに17名の方々に就任していただいていますが、今後約60名まで増やして本会の活性化と次の世代の育成に努めたいと思います。

 来年度の第17回学術集会は北海道大学の清野研一郎教授を会長として2020年2月22日土曜日に開催されます。おもしろい学術集会になること、乞うご期待です。 会員の皆様方、そして、まだ会員でない皆様方も、東京大学伊藤国際学術研究センターに足をお運びください。きっと役に立ちますし、新しい出会いが待っています。